書店巡航

toshii20082008-03-14

 外出する際に書店を見ると必ず足を踏み入れてしまいます。
本が出てからますますその傾向が強くなってきていますが、
本日は「書店に行く」ことを目的に行動しました。

最初に伺ったのはブックファースト渋谷文化村通り店です。
http://www.book1st.net/shops/tok_b01.html
こちらは発売直後から「なぜか」「成功本50冊『勝ち抜け』案内」が
売り上げランキング入りしてしまい編集部よりそれを聞いて驚いたものです。

ちなみに、現在も梅田店では「ビジネス部門」でなぜかランキング入りしており、
http://www.book1st.net/blog/ranking/020/020030/
私にとってはもう『聖地』とでも呼ばなければいけない有難い場所なのです。

そして伺ったところ ビジネス書コーナーで一際目立つよう工夫して展示してくれていました(写真)!! よほど感謝の気持ちを伝えるために10冊くらい買い占めてこようかと思いましたが、「ランキング操作」と思われると恥ずかしいのでやめました。

しかし、実はここの担当の方には、ビジネス書2位 総合でも4位に入った週に、お電話してお礼を言いに伺い、お会いしたことがあるのです。
 まぁ、「ランキングのことで私にお礼を言われても……」的な部分はあったでしょうが、その際に「本を買うのは『ビジネス書の常連風な方が新刊としてまとめ買い』するケースと、「意外に若い人が多いです。特に就職活動中風な大学生が買っています」と私としては非常に貴重な情報をいただいたのです。

確かに光文社PBシリーズの本ですから、ビジネスマンがメインターゲットであるのでしょうが、
よく考えれば「自分にとっての成功とは何か?」というようなテーマは、年を取ってからよりも、むしろ若い人にとってこそ切実なテーマなのかもしれない、ということに思い当たったわけです。
 例えば、「なぜ若者は3年で会社を辞めるのか?」系の本も売れているようですが、そうさせないためには在学中に徹底的に「自分はなぜ就職するのか?」「就職して何をやりたいのか?」という大きなテーマを先輩である我々が、「仕事の現実」も踏まえた上で「人生におけるお金・余暇・やりがい・恋愛・家庭などの優先順位のつけ方」とか「時間やお金の使い方」など、学問だけでなく「人生の意義」について考えてもらうよう働きかけるべきであり、そういった個々人の人生の幸せがないがしろにされていて日本の将来が明るくなるはずがない。むしろ日本の将来がよくなるとすれば若い人間の考え方が変わってくれることしか考えられないのではないか、と思ったのです。
 その結果、「もっと大学生に「成功本50冊『勝ち抜け』案内」を読んで欲しい」と思い、日々、その方法を模索しているのです。

話がそれましたが……。続いて文教堂渋谷店に寄りました。
http://www.bunkyodo.co.jp/c/tenpo/sibuya.html
すると……。なんと在庫切れしているとのこと。ただし、書店の方が「昨日、切れちゃったんで注文しておきますね」と言ってくれていたので精神的には救われました。

しかし、その日の文教堂さんの売り上げランキングではビジネスの27位でなんと橘玲先生の新作の一つ上です。
つまり、置けばそこそこ売れている状況であるのに在庫切れしているもったいなさ! 
というか、このもったいなさは私自身でないと他人にはなかなか伝わらないかも知れませんが、一生懸命書いたのですから、一人でも多くのそれを必要としている人に読んで欲しいのです。
なのにその機会が失われていたとしたら、もったいない、という意味です。

気を取り直して青山ブックセンターの本店です。
http://www.aoyamabc.co.jp/
言うまでもないおしゃれ書店の代表格で、ここで本を買って地下鉄などに乗る際には、本を入れる袋のABCロゴを目立つようヒザ上においてしまうほどです。
 そんな非おしゃれ派の私とは本来、縁遠いABC様ですが、実は一度、書店の会議に呼んでいただき、お話をさせていただいたことがあるのです。
 そして本日、うかがった際も「非常に有難い」陳列をしていただいていて、満足して家路に
着いたのでした。
 とまぁ、この調子で実は都内の大型店・有名店はほぼ全て一度は訪問しています。
ヒマな奴(!?)と思うかもしれませんが、打ち合わせで出版社に行くくらいしか仕事で外出することがないので自分的には「仕事の一環」と勝手に考えています。
 誰がどんな本を読んでいるか とか 話題本・人気本の定点観察 でマーケティングにもなりますし。ただ、今のところ書店の方にはお客さんとしてお話しすることが多いです。
ABC、紀伊国屋新宿本店など、担当の方とお話できるとそれはそれで非常に有難いんですが、普段からよく書店に行く人間なので、「顔バレ」したくない気持ちもちょっとあったりで……。
別に怪しい本を立ち読みしたりはしないけど、なんかボーっとして本見てるなぁ とか こう何も気にしないで本を見ていたいんですよね。
まぁ、こちらからお電話してでも伺いたいなと思っているお店も何軒かありますが。