営業について 奇跡の営業所

 金曜日は「シゴタノ」の大橋さんや「エンビジ」の丸山純孝さんの主催する会に参加していました。
 普段は執筆に専念するために、よほどの必然を感じなければ会の参加は控えるのですが、逆に参加するとなると、必ず元を取りたい(=満足度を得たい)部分もあり、名刺を40枚持参して参加しました。
 まず、会場には二番乗りで参上し(私より早い方が1名いました=水道屋の長谷川さん)、主催者と一緒に参加者を待ちうけ、片っ端から名刺を交換します。そのまま声かけを笑顔で続け、主催者の挨拶が始まると邪魔にならないように入り口付近まで移動し、ここでも遅れて参加してきた人と名刺を交換しまくります。
 そろそろのどが渇いてきたのでビールを飲みながら挨拶が終わるのを待ち、その後はひたすら初めて顔を見る人にアタックして名刺を交換し続けました。

 ところが予定50名だったところ70名ほど集まったらしく、最後の方は名刺が切れてしまい「お願いですから名刺だけください」と言って声かけを続けましたが、まだ10何名かは話すことができないままタイムアップを迎えました。
 なぜ私がそこまでするかというと、よくわかりませんが、ちょっとスィッチが入ったというか、会社をやっていた頃の気分が蘇ったのかもしれません。
会社をやっていた頃は抜群の営業成績を誇り、社内にも「営業経験豊富な転職者」はいっぱいいたのですが、ゼロが1つ違うくらいの達成率の差を誇っていました。そのせいで「トップ営業だから成約しやすい」などと言われたことまでありますが、実は 私自身は営業経験はないのです。
では、なぜ営業未経験の人間が、それまで営業で食ってきた人達を圧倒的に凌駕していたかといえば、営業については全て大塚寿さんの本から学んだのです。
あまり詳しくは書きませんが、会社が大きくなり色々な部署ができて私自身も営業部になめられないように自分でも契約を受注しようと決意したものの、最初の方は、大変な目に遭いました。色々と試行錯誤はしたのですが、大塚さんの「リクルート」や「法人営業バイブル」に出会った瞬間、そのあまりの内容に衝撃を覚え、何度も何度も読み返し、翌日からはその内容を実際に試してみて、それでわからないことはまた大塚さんの本で確認して、という繰り返しだけで、気がついたら営業の達人みたいな人間に自分もなっていたのです。本当に凄い本というのは、たった1500円の内容から、人によっては数千万円や場合によってはお金に換算できない価値を見出せるものなのでしょう。
今回の「法則のトリセツ」でも営業の法則に関する項目では、大塚さんの著作の影響が色濃いと思います。そんな大塚さんともメールのやりとりを半年に一度くらいさせていただいていますが、改めてお礼を述べさせていただきます。

さて(?)、本日は森川滋之さんの

をご紹介させていただきます。

タイトル通り、営業がテーマになっていますが、「この本は、すごくいい本です。」(斉藤一人さん風)
著者公式サイトよりあらすじを引用すると

吉田和人は、伝説のマイライン営業。自分自身がトップ営業になっただけではなく、同じ営業所の「キャンペーンに花を添えるため」に雇った女性たちにも、次々と好成績をあげさせた実績を持っている。
その実績を買われて、シェア奪還のための臨時の営業所の所長に抜擢された。しかし、配属された営業所の営業スタッフは、全員営業経験がなかった。
ノルマが達成できないと潰す ― 営業本部長からのお達しがあったが、和人のヨミでは、どうしても100回線足りない。
月末まであと5日。百戦錬磨の営業である和人でさえほとんどあきらめかけたのだが、日本語もたどたどしい一人の帰国子女が奇跡を起こす。
その奇跡の秘密とは?

となっています。「あらすじ」だけ抜き出すと味気なく感じるかもしれませんが、逆にそういう部分も含めて「感動系ビジネス小説の真骨頂」とも言える一冊です。
この本は福島正伸先生の「どんな仕事も楽しくなる3つの物語
」と同じ出版社で同じ編集者が担当しているそうです。
そのきっかけも、この本のもとになる小冊子を読んだ福島さんが、「ぜひ本にするように」とご自身の担当者を口説いたのだそうです。

みなさんは「仕事で感動したこと」があるでしょうか? そもそも「仕事で感動する」なんてことが信じられるでしょうか。幸い私自身は現在の仕事に物凄く満足していますし、充実もしていますが、以前会社をやっていた頃であれば、この本を読んでも、心を動かされることもなかったかもしれません。
多くの人がお金や数字や時間に追われる忙しさに、心を亡くしているのかもしれません。
この本に出てくる人達もシチュエーションも、この日本の至るところで見られる、ごくごく普通のものです。
しかし、奇跡はそうしたありふれた日常の中にも存在する、と気づかせてくれる感動のストーリーであり、「とにかく読んで!」と、この手の作品については、そういう言い方しか出来ません。
あと、前半部分には実践的な営業のテクニックも幾つかあるので(後半にも解説あり)、「お金を出してまで感動を欲しくない」という人でも満足できると思います。



2月28日 

「法則のトリセツ」発売記念 「ベストセラービジネス書がすらすら書ける本」

出版前 限定セミナー開催」http://mizunotoshiya.seesaa.net/

今回も編集者の方や現役の著者が多数参加されます。現役のプロの方と机を並べて勉強する機会というのは、そこで知り合いになった方との縁で本が出版されるという可能性もあるわけですから、「これから本を出したい」という人にこそ、参加して欲しいと思います。
また、前も書きましたが、「本を出す」ための最短距離、それはすでに本を出している作家とつきあうことです。脳の神経細胞ミラーニューロンというのがあるそうですが、これは他の人の行動から学習する機能があります。スポーツでもレベルの高いチームでプレーしたことのある人は劇的に実力が向上するそうですが、現役のプロが多数参加する場(編集の方やプロ予備軍もいらっしゃいます)で、自分の今の力を感じてみるのもいいと思います。
私自身、参加者の方とメールでやりとりして、その要望にこたえるべく
気合を入れて準備していますし、たんに本を書くだけでなく、「成功の竜巻」に参加者のみなさまを巻き込み・巻き込まれの状態にもっていきたいと思っています。

3月8日 takakoさん主催 田渕隆茂さんのセミナー

http://www.jikantoushi.com/


4月3日 金曜日 10:00〜1700 1名48300円

日本テクノセンターさん主催 水野俊哉 セミナー

ビジネスマンに必要な成功のための心構えとスキル

http://www.j-techno.co.jp/test/index.cgi?mode=sem&unit=2009040303