玉川徹のちょっと待った! 総研 が面白い
震災前に提出した原稿の打ち合わせを終えて約二週間の春休みに入っています。
献本いただきました。
「玉川徹のちょっと待った! 総研」(講談社)
テレビ朝日の情報番組「スーパーモーニング」内で8年間続いたコーナーが書籍化された一冊です。
この本を読むと、国家財政のマイナス資本が増加し続け、プライマリーバランスがいつまでたっても改善されない人的理由がよくわかります。
私自身、日本の場合、政治家に期待するよりも合理的な経済システムがうまく作用することに期待しているのですが、本書を読むとさすがに、現在の官僚制度や政治家の無力(無能?といっては怒られるかもしれないが、クリティカルな施策を誰も打ち出せないシステムになっている。現状は)ぶりに、怒りを覚えてしまいます。
むしり怒って熱くなってもエネルギーの無駄と達観しているつもりですが、本書では明確に問題点が指摘されており、解決策まで示されているのに、なんら状況が変わらないという現状を広く知って欲しいと本当に思ってしまいます。
政治にしろ経済にしろ声を大きく論じる人ほど、結局、恣意的というか、自分のポジションを担保しようという言論活動に見えてしょうがない部分もありますが、本書は玉川さんの取材活動(文字通り常に現場での担当者、当事者への取材がベースになっている)の「いい仕事」っぷりが集大成としてまとめられており、こういうのが国民国家のためになる「報道」というのだと思います。
1章2章では、国民の税収や年金の資金が、官僚や省庁主導の箱物建設や赤字事業への投資によって何千億単位で(累計では何十兆規模以上ですが)犯罪的に棄損されていく様子や、天下りや独立行政法人の仕組みを考えると、予算の財源を確保しても一部の人間の利権のためにごっそり流れてしまう幼稚な国家管理体制が、中学生でも理解できるでしょう。
また、各問題について担当大臣や省庁の担当者のコメントも掲載されており、誰が何を言ったのか、読者が判断できるようになっており、三章「日本の問題解決編」では、モデルケースとすべき海外の例も紹介されています。
表紙は軽い感じですが、実は骨太な本だと思います。気軽に手にとって欲しいです。
先輩!お金の相談に乗ってください! ―再生の超プロが教えるリスク管理とリカバリーの方法
川原愼一 先生 http://www.skibp.co.jp/book.html
8日(金曜)19時
「デフレ時代の賢いお金術」セミナー
URL http://bit.ly/g0tvP0
定員20名
ビジネス書のトリセツ
◆出版セミナー理論編 4月15日 金曜日 1830〜
HP
http://web.me.com/seminar1/mizuno/riron0415.html
水野俊哉 出版セミナー 第7期
http://web.me.com/seminar1/mizuno/syuppan07.html
大手出版社より受講生のデビューが続々と決定しているコストパフォーマンスNO.1の出版セミナーです。
日曜コースは年内最終開催になります。
〜4月先行申し込み期間中
サクセスマトリックスセミナー 2nd
http://homepage3.nifty.com/mikomikeneko/success2nd.htm
現在10名の参加者が集まっていますが、震災の影響で4月スタートになります。
出版、起業、ブランディングの各コースで1,2名ずつ受け入れ可能です。
< 水野俊哉 オフィシャルメールマガジン > 発行周期:不定期
メールマガジンへの新規登録はこちらから :
https://www.mshonin.com/form/?id=218513278
<公式サイト>
http://mizunotoshiya.com/index.html
震災前に提出した原稿の打ち合わせを終えて約二週間の春休みに入っています。
献本いただきました。
「玉川徹のちょっと待った! 総研」(講談社)
テレビ朝日の情報番組「スーパーモーニング」内で8年間続いたコーナーが書籍化された一冊です。
この本を読むと、国家財政のマイナス資本が増加し続け、プライマリーバランスがいつまでたっても改善されない人的理由がよくわかります。
私自身、日本の場合、政治家に期待するよりも合理的な経済システムがうまく作用することに期待しているのですが、本書を読むとさすがに、現在の官僚制度や政治家の無力(無能?といっては怒られるかもしれないが、クリティカルな施策を誰も打ち出せないシステムになっている。現状は)ぶりに、怒りを覚えてしまいます。
むしり怒って熱くなってもエネルギーの無駄と達観しているつもりですが、本書では明確に問題点が指摘されており、解決策まで示されているのに、なんら状況が変わらないという現状を広く知って欲しいと本当に思ってしまいます。
政治にしろ経済にしろ声を大きく論じる人ほど、結局、恣意的というか、自分のポジションを担保しようという言論活動に見えてしょうがない部分もありますが、本書は玉川さんの取材活動(文字通り常に現場での担当者、当事者への取材がベースになっている)の「いい仕事」っぷりが集大成としてまとめられており、こういうのが国民国家のためになる「報道」というのだと思います。
1章2章では、国民の税収や年金の資金が、官僚や省庁主導の箱物建設や赤字事業への投資によって何千億単位で(累計では何十兆規模以上ですが)犯罪的に棄損されていく様子や、天下りや独立行政法人の仕組みを考えると、予算の財源を確保しても一部の人間の利権のためにごっそり流れてしまう幼稚な国家管理体制が、中学生でも理解できるでしょう。
また、各問題について担当大臣や省庁の担当者のコメントも掲載されており、誰が何を言ったのか、読者が判断できるようになっており、三章「日本の問題解決編」では、モデルケースとすべき海外の例も紹介されています。
表紙は軽い感じですが、実は骨太な本だと思います。気軽に手にとって欲しいです。
先輩!お金の相談に乗ってください! ―再生の超プロが教えるリスク管理とリカバリーの方法
川原愼一 先生 http://www.skibp.co.jp/book.html
8日(金曜)19時
「デフレ時代の賢いお金術」セミナー
URL http://bit.ly/g0tvP0
定員20名
ビジネス書のトリセツ
◆出版セミナー理論編 4月15日 金曜日 1830〜
HP
http://web.me.com/seminar1/mizuno/riron0415.html
水野俊哉 出版セミナー 第7期
http://web.me.com/seminar1/mizuno/syuppan07.html
大手出版社より受講生のデビューが続々と決定しているコストパフォーマンスNO.1の出版セミナーです。
日曜コースは年内最終開催になります。
〜4月先行申し込み期間中
サクセスマトリックスセミナー 2nd
http://homepage3.nifty.com/mikomikeneko/success2nd.htm
現在10名の参加者が集まっていますが、震災の影響で4月スタートになります。
出版、起業、ブランディングの各コースで1,2名ずつ受け入れ可能です。
< 水野俊哉 オフィシャルメールマガジン > 発行周期:不定期
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