成功本50冊のセレクトについて 2

amazonのレビューなどで「成功本50冊」のセレクトに疑問がある、というご意見が多いようです。

また、本のセレクトについてはインタビューなどでも必ず聞かれることです。

これについては、まず私がリストを出し、ベストセラーを中心に編集部側よりおススメの本が出て、全体のバランスも考慮して決めていきました。

その結果、私自身が「決しておすすめしたくない本」が一部含まれているのも事実です。

ただし、それがどれであるかは「よく読めばわかるように」書いたつもりではあります。

実は、ベストセラーを中心に編集部と協議して決めた今回のスタイルは気に入っています。

なぜなら私自身の意見のみだと、上級者向け(マニア向けともいう)に偏ったり、個人的な趣味もたぶんに含まれてしまうので、たとえ次の第二弾で「本は水野が勝手に決めていいよ」と言われても、担当編集氏と意見のやりとりを交えて決めたいとすら思ってます。

限られた紙幅の中で「ベスト50ランキング」を目指すのか、初心者の方にも親しみやすいバランスの良い50冊を目指すのか、難しいです。

ただ繰り返しになりますが、「成功本50冊」のセレクト自体には私自身、それほど問題を感じていないばかりか、「毒」の要素も入ったことで、「安易に誤読する危険性を示唆できた」とすら思っているのです。

楽屋話的な内容で恐縮ですが、これまで成功本を手に取ったことのない人にも、このblogを読んで安心して「成功本50冊」を読んでもらえるようあえて記しました。

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と以前書きましたが、8月に出る第二弾のセレクトも大分進んでいます。
まだ完全には固まっていないんですが、今回も最近のベストセラー本は入ってくるでしょう。
もちろん内容も評価できればいいのですが、そうでない場合、やはり「リストの信憑性」の問題が
出てきます。

ここが問題で、読んだ人が純度100%の成功したい人であれば、
私が100%リストを固めるべきなんでしょうが
ビジネス書好きで「最近のヒット本で読んでいない本のあらすじが知りたい」という読者層も
かなり想定されるので、バランスが重要です。

まぁ前回は「ここ10年くらいのベストセラー」を振り返るような意味合いもあったので、
「株で3000万円儲かりました」系のものも含めて一部、??本もあり、
「悪口にならず、かつ、褒めてると誤解されないように書いたなー」 と今思い出しました。
なんで今、こんなこと書いているかというとちょっとショックを受けるような心ない●●を見てしまった
からなのですが、「これだけ真剣に必死にみなさんの成功を祈って書いてるのに……」とちょっと思ってしまったのですね。

とはいえ、異常に立ち直りが早いので、これを書いた時点で「すっきり」してるであろう
自分が怖くもありますが……。

ちなみに現在書評提出済みの40冊くらいに関しては、スゴイです。
ネタバレするので詳細は書けませんが、かなり危険なリストに
なってるのではないでしょうか。

第二弾はあと一週間ほどで終わるので、
7月からは次の企画へとシフトしていく予定です。
で、9月からは、またその次の企画に取り掛かりたい
と思ってますが、その辺の打ち合わせは来週にあります。

ではでは。