お金持ちになるマネー本厳選50冊 書評などパート2



●写真は紀伊國屋新宿本店さん3Fです。

手書きのイラストが嬉しかったですね。


●今回、長いです。書評いただいた中から「お金持ちになるマネー本厳選50冊」の
読みどころみたいな部分を抜粋させていただきました。
先日、某マネー雑誌さんより取材をしていただいたのですが、それとは話を別にして、主体的に投資やマネーリテラシーについて、もっと興味をもって欲しいなという意味で、マネー本リテラシーを書いた本を読み解いていただいた書評を抜粋させていただきました。



●私の近況としては1月発売の徳間書店さんの本の執筆にほぼ全精力を傾けています。
いただいた企画自体は非常に素晴らしいのですが、基本的に自分の書きたいことを自分なりに書くタイプなので、なんというか、期待を裏切らないように、Q&AのQに対するANSERを全力でやってる感じです。
あと10日間くらいが勝負なので、とにかく全力投球しています。


以下、書評いただいた抜粋です。


●読みどころ。
精神科医が読み解く、ビジネス、投資、自己成長のヒント
コラムもいくつかあり、著者の考えが表現されていて、本の紹介とは別の面白さがあります。そして、最後に「マネー本から読み解いたお金持ちになれる法則ベスト10」があります。過去の著者の本と同じように、最後の著者のまとめも興味深い部分です。例えば、「最強の投資商品はあなた自身である。」などとあります。
個人的には、本書にあるようなマネー本を読むのは二つの目的があると考えています。
一つの目的は、金融リテラシーを身につけて損をしないことです。損には二つあって、避けられる損と避けられない損があります。ここで言っている損は、避けられる損です。
もう一つの目的は、お金について理解することです。お金の本質を理解することは、哲学的な要素もあって容易ではないのですが、ここでのお金についての理解とは、自分の人生におけるお金の意味、お金をふやすこと、お金を使うことなど、お金との付き合い方についての理解です。

一龍への道
さて、今回いろいろな仕掛けがなされていることに気付かされました。
例えば 投資タイプ診断チャート
ライオン、サル、カメ、ウサギ、ヒツジの5種類に分類されそれぞれに合った投資スタイルとその参考になる本を紹介してくれています。

さらに各書評では、
「資金」という欄がありまして、それぞれの本に書かれている投資をするにはいくらから必要かが分かるようになっていたり、
結論として「本書でこう儲けろ!」といったアドバイスがあったり、
そして、「書評読むの面倒くさいなぁ」という人には、「ひとことで言うと」だけを読んでみても面白いかと。
(この「ひとことで言うと」が実にうまい!マネー本と関係なく、書評を書く人として勉強になりました←そっちかい!と突っ込んでください)

もうひとつ、絶対読んでほしいオススメはコラム。今回コラムまで【ポイント&レバレッジメモ】に書き出したらネタバレしすぎと思って書き出しませんでしたが、ここは奥深いですよ。

【ビジネス書評】鹿田尚樹の「読むが価値」【ビジネスブック・ミシュラン


「書評ブロガー」として感じたこと
「人脈本」なら…
この本は…「サラリーマン」向けなのか?「経営者」向けなのか?
または…「短期志向」なのか?「長期志向」なのか?
書いている人は「サラリーマン」なのか?「経営者」なのか?
お金が「かかる」方法なのか?「かからない」方法なのか?
そういった「縦軸」と「横軸」を組み合わせて、一覧性のある「地図」を作成し、持つこと。
(「マネー本」の地図(マトリックス)も206ページに掲載されています)
「マネー本」の紹介本として感じたこと

水野さんの本は「地図化」が素晴らしい!
ということで、それに関連して「本書」の紹介です!
この本が素晴らしいところ…
それは「マネー本」を「鳥瞰」的に見れるところ。

シゴタノ
嘘だと思うかもしれませんが、「チャートで未来の株価は予想できません」し、「経済評論家の未来予想もさっぱり当たらず」「財務分析からでも未来の株価は正確に予想できません」し、「株式投資は本質的にギャンブル」なのです。

これらのことを、ここ半年で都内の大型書店に片っ端からマネーや投資、経済に関する本を注文しては読み、注文しては読みして、完全に検証して、この一冊にまとめました。

結論から知りたければ本書180ページから読んでみて下さい。

前2作は「成功」がテーマでしたが、本作は「マネー」。

この分野を少しでもかじったことのある方であればよくご存じだと思いますが、関連書籍が山ほどあり、これから投資を始めようと思っている初心者にとっては、いったいどれを選べばいいのかさっぱりわからない、という困った状況があります。

そんな混沌に一石を投じるのが本書。

冒頭に引用した通り、本書のエッセンスは180ページ以降に高い密度で詰めこまれています。各論パートをぱらぱらとめくって「読んだことがある本が何冊かある」ということであれば、先に180ページから読み始めてもいいでしょう。この部分だけなら30分もあれば十分です。


その中で、個人的に特に印象に残ったのが次のくだり。
地球上の全株式は、地球外生物保有していない限り、地球上全ての株式市場のプレーヤーが保有しています。そして、地球上全ての株式市場のプレーヤーは「アクティブ派」か「パッシブ派」のどちらかです。

パッシブ派の保有する全ての株の平均リターンは、地球上全ての株式市場のインデックス平均と一致します。

地球上全ての株式の利益から、パッシブ派の保有する株の利益を引くと、アクティブ派の株の利益が残ります。

これで何が起こるかというと、アクティブ派全体の平均リターンも全地球上のインデックス平均と等しくなってしまうのです。

もちろん、アクティブ派の中には平均より高いリターンを上げる投資家もいますが、全員が平均を上回るはずもないので、ゼロサムになり、ということはパッシブな投資家の平均リターンとアクティブな投資家のリターンも一致するのです。

そして、インデックス平均に投資するだけのパッシブ派に比べて売買回数の多いアクティブ派の運用成績は必ず手数料分は負けてしまうのです…。(p.194)

この引用部分を読んで、ピンと来ない方は本書を最初から読まれることをおすすめします。なぜこのような結論になるのかがおわかりいただけるでしょう。


たつをのChangeLog
マネー本/投資本を紹介する本です。
しかし、だらだらとした感想・書評集ではありません。
各本について一冊3ページで、
読みやすさや実用度などの5つの指標と、
その本の投資理論のまとめ(箇条書き)と、
ざっくりとした内容・要点と、
その本の活用の仕方が紹介されています。
各本の実践のために必要な資金と利回りの目安も
書かれているのはおもしろいです。
どういう主張がなされているかが一目で分かりますからね。
マネー本の分野では最強の要約かも。
http://chalow.net/2008-11-16-1.html










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ホンネの資産運用セミナー
・ ホンネの書評が素晴らしいサイトです。
http://fund.jugem.jp/?eid=905

12月4日
joshiben
ビジネス書もレンジ内な希少価値の高い女性書評ブロガーさん!?
マネー本を書評していただけるとはありがたいです。
イラストも可愛いですし、Blogerマトリックスとか作りたくなりました。
http://bloomingdesign.net/wordpress/archives/144

自転車ツーキニスト虎太郎日記
用語……難しかったですかね。ただ、経済主導の世の中なので、ぜひこれを機会に
何冊かマネー本を読んでいただければと。
http://trektrek.ti-da.net/e2292553.html